今日ようやくひとりで両側の卵巣をうつし出すことができた。
体が大きめで卵巣、直腸の内腔も大きくて一番見やすいヤギでしかまだ成功していないが、一歩前進したと思いたい。
ヤギのエコーをやってみて自分が気付いたことを何点か挙げてみる。
(1)ディスプレイの位置
プローブ操作も大事だけれど、その他機械や自分の立つ位置も重要。まずはプローブをしばらくぐっと押し当てても無理のない体勢になること。
(2)プローブの角度
水平では絶対に卵巣は見えない。直腸壁に密着させるつもりでぐっと角度をつける(ヤギさん、ごめんね)。上に向かって30度くらい。プローブの付いた棒は逆手で持った方が力が入る。男子は腸穿孔しないよう注意。
(3)腕の力
ある程度は力がないとプローブ操作の微調整がきかない。maxの力でプローブ操作すると余裕もなくなって、微調整がきかなくてヤギをケガさせることにもつながる。
(4)ヤギの様子をみる
肛門とエコーの画面に集中しがちだけれど、忘れてはならないこと。夏場は特に要注意。様子をみてエアコンをつけたり、水をやったりする。様子と言えば雄のそばを通るときの仕草なども少し注意して見ておくと卵巣を見るときのヒントになることがある。
(5)回数をこなす
回数をこなしてとにかく慣れること。多少ヤギがじたばたしてもプローブの位置を保持していられるようにすること。分からなかったら上級生に聞くことも大事。初めは分からなくて当たり前。分からないのにひとりで悩んでいてもヤギもヒトもいらいらしてよけいにうまくいかない。
文体が今一つ揃っていなくて気に入らないが、忘れないうちに書き留めた。これから先、ヤギエコーする人たちの役に少しでも立ちますように。